少しためになるスパイスの話【その14】


少しためになるスパイスの話

第14回「ナツメグメース


ハンバーグなどお肉の臭み消しに良く用いられるナツメグは日本人にも馴染みあるスパイスです。カレー作りでは頻繁に使うものではないですが、僕はガラムマサラを作るときに少量入れます。


種子の中の仁を粉末にしたもので、比較的高級なスパイスですが、香りが強いので少量使うだけでも存在感があります。どうやら、ナツメグの大量摂取はあまりよくないようですのでお気をつけください。ちなみに、種子の外を包んでいる皮も「メース」というスパイスになります。ナツメグと似てますがより上品で柔らかな香りです。こちらも高級スパイスで、ガラムマサラの原料として使うことが多いようです。


前回お話したビッグカルダモンを買いにスパイスショップに行ったとき、インド人スタッフが同時にすすめてきたのがメースでした。今思うと、なんですすめてきたんだろうと疑問な部分もあります。インドではよく使うのでしょうか?高い物から順に進めてきた可能性も否めません。ですが、すすめられないとなかなか出会うこともなかったと思いますので、感謝しています。


鶏から取る「フォンドヴォライユ」というフランス料理の出汁があります。使い方に悩んでいたメースが鶏に合うかなと思いブーケガルニと一緒に少し入れたら、すごく香りが良くなりました。そのフォンドヴォライユでカレーを作ると当然おいしくなりましたが、時間と手間を考えるとなかなか作れません。


ナツメグはハンバーグだけでなく、コロッケやポテトサラダに少し入れてもすごくおいしいです。醤油との相性がいいので、和食でも重宝しそうです。僕は鶏の照り焼きに少し入れるのが好きです。鶏の癖も抑え、ナツメグの風味が照り焼きのたれを1段奥深くしてくれます。おすすめです。


しらべでは11月から、ディナーもゆっくりお楽しみいただけるようにディナーセットを始めました。お好きなカレーに、スパイスを使った日替わりおかず、アルコールやソフトドリンク、ミニサラダを付けたお得なセットです。


日替わりおかずには、ナツメグなどブレンドした自家製ガラムマサラを使った「鶏のスパイス照り焼き」も登場することがあります。自信作のおかずを日々ご用意していますので、機会があればぜひおためしください。お待ちしています。



では、また。

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