少しためになるスパイスの話【寄り道1】


少しためになるスパイスの話「寄り道1」

<カレー作りの話>


今回はスパイスの話から少し離れて、僕の、そしてしらべのカレー作りについてお伝えしていこうと思います。


小さい頃からカレーが大好きで、一番好きな食べ物は?と聞かれたら、迷いなくカレーと答えてました。学校帰りに家が近づくとその日の献立がなんとなくわかる、という特技がありました。中でもカレーの日は、ずいぶん遠くから気配を感じてました。そうなると果たして自分の家からの香りなのか、他の家の香りを嗅いでたまたまカブってたのか分かりませんが、なぜか良く当たりました。戌年だし鼻が良くきくねという、よく分からない評をもらってました。


そんなカレー好きが大人になり、食べて美味しかったカレーを真似して作り始めるようになります。鼻がきくと持て囃されてきた僕は嗅覚に頼り、食べながらカレーに鼻を近づけ、クンクン香りを嗅ぎ、何が入ってるんだろうと常に研究してました。決してお行儀よろしくない行為で、はたから見ると変な人だと思われたかもしれません。


食べること自体が好きですが、いつからか食べながら研究する癖がつきました。集中するあまり、外食の際も無言で食べてしまい、怒られることもしばしばあります。そうして家に帰り、あーでもないこーでもないと、つくる日々でした。


真似から入り、次第に自分の好みが分かるようになり、自分らしいカレーを目指しました。

しらべのカレーを開発するにあたり考えたのは、[京都らしく、他にないスタイル]です。

美味しいカレーは世の中にたくさんあります。まだ知らない美味しさもたくさんあると思います。同じライン上で勝負してもダメだ、しらべだから食べれる味を目指す、その思いで試行錯誤し、お出汁を生かし、和の食材や和食とスパイスのハーモニーを楽しむスタイルができました。


そして、お店でカレーを提供できるようになった今でも、試行錯誤は続いています。今あるカレーも、これから開発するカレーも、手を止めず進化させていかなければならないと考えてます。これからも、しらべをよろしくお願いします。



次回は、「さらり」が出来るまでのお話を、お伝えしたいと思います。


では、また。

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