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少しためになるスパイス以外の話【その1】


少しためになる スパイス以外の話

第1回「カシューナッツ」


こんにちは。スパイスのことをつらつらと勝手に話してきましたが、今週よりスパイスから少し離れて、カレーに使う食材についてのお話しや、新しい食べ方の提案などしたいと思います。


まずは、カシューナッツについて。


僕はミックスナッツの中でカシューナッツが一番好きです。見つけると嬉しくなります。

香りは穏やかで、クセがなく甘みとコクがあり、ミルキーで、軟らかめの絶妙な食感。そのまま食べるのももちろんおいしいですが、カレーではものすごい力を発揮します。水と一緒にミキサーにかけてカレーに入れるだけ、それだけで抜群にコクが出ます。コクが出ると、スパイスの香りも心なしか立ってきて、一段上の香りやうま味になります。これはすごい。

インド料理ではコク出しの食材として良く登場し、すりつぶしてペースト状にしたものを使います。「コルマ」と付く名のカレーは、カシューナッツや生クリームなどでコクを出したコッテリカレーです。


中華では、砕いて担担麺に使ったり、ペーストにせずそのまま鶏と合わせて炒め物の具として使うこともあります。コッテリ味にさらにコクを加え、カシューナッツ特有の食感が楽しめる料理だと思います。


僕はカシューナッツを料理に使うとき、香りの面では期待せず、ただコクと甘味をプラスするという意識で使います。ですから、香り高いけどもう一つコクがあればなお良い、という場面にはうってつけの食材です。


和食に応用できないか良く考えますが、ピーナツや胡麻など香り高いナッツ系と一緒に考えると失敗します。寄せて豆腐のようにしたり和え物に使うと、香りが立たないのでイマイチでした。逆に言うと、かつおだしなど和の繊細な香りを邪魔せずになじんでくれます。調味の食材として使うのが良いです。


そこで、僕からカシューナッツのおすすめ使い方をいくつかご紹介します。

  1. 豚汁 豚汁にバターや牛乳を入れるレシピもありますが、同じようにカシューナッツをペーストにして、豚汁の仕上げに少し入れると、ミルキーで深い味わいの豚汁になります。おすすめです!一人前に対してカシューナッツ2粒程度で十分だと思います。同程度の水とミキサーにかけて、豚汁に加えるだけ。実に簡単ですね。味噌とも相性がいいです。

  2. きんぴら 醤油、ごま油、唐辛子の香ばしい香りや塩味に、抜群になじみます。つぶさずそのまま使うときは、ごぼうやレンコン、ニンジンと同じタイミングで炒めて、味を絡めて下さい。砕いて使うときは、最後に振りかけるだけでOK。おいしいです!

  3. しんじょう、肉団子に入れる これは、食感が楽しめて、さらにコクをプラスできるおすすめの食べ方です。百合根やレンコンのような使い方で、粗目に砕いたカシューナッツをしんじょうや団子に混ぜて、ゆでたり揚げたり焼いたり。団子を濃い目の味付けで炒めても美味しいですし、お出汁ともマッチしてしんじょうをコク深くしてくれます。いいですね!

  4. 田楽の味噌に 甘い田楽の味噌とも相性良いです。ペーストにして、赤味噌・みりん・砂糖と混ぜて火にかけ焚くだけ。茄子や豆腐、こんにゃくに塗って焼けばもうそれだけでいいです。


ぜひお試しください!

では、また。

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